夏休み特別企画「音楽を科学する!」ワークショップ@ユニカルアカデミー2016.8.18
2016年8月18日(木)に、ユニカルアカデミーと共催で「音楽を科学する!」ワークショップを開催しました。
当社団が提携するユニカルアカデミーでは、STEM(Science, Technology, Engineering, and Math)教育に注力しており、今回もその一環として、アメリカのタフツ大学からメカニカルエンジニアリングのスタッフであるMatthew Mueller氏をお招きし、同大学から取り寄せた工作キット「音響箱」を用いて、音や音響の仕組みについて探求型ワークショップをおこないました。
まず、「素材により音の響きが違うことを研究しよう」とグループに分かれ、部屋のあちこちでスピーカーを通して様々な素材の音をお互いに確かめ合い、その後は、いよいよ音響箱作り。未就学児さんにとってはちょっとハードな工程でしたが、スタッフに助けられながら、一生懸命取り組んでいました。
音響箱が出来たところで、ヴァイオリンとギターによる演奏に合わせて歌ってもらい、「楽器も音響箱と同じ構造になっている」という話や、さらに「人間の身体も楽器と同じで、色々な工夫でいい声や大きな声が出る」ということを発声練習とともに体験してもらいました。
最後に、本日の探求を通して気がついたことを、たくさんの子どもたちがそれぞれの視点から発表してくれました。「弦は太いほうが音が低く、細いほうが高い!」「引っ張った方が高い音が出る!」「弦だけで音を出すより、弦を箱に張った方が大きな音が出る!」などの発見があり、実際の楽器でも同じことを確かめてみました。
指導してくれたMueller氏によると、子どもたちには「問いに対して、答えを容易に与えず、ひたすら、なぜ?を繰り返して考えさせることが大切」であり、氏自身も幼い頃から思いついたアイディアを言語化し、表現する教育を受けてきたとのことで、アルバ・エデュが目指している「深く考え表現するちから」を育むという共通するものがありました。
アルバ・エデュではこれからも「深く考えられる子」「考えたことを最大限に表現できる子」を育てるために、活動してまいります。
今後ともご支援のほど、宜しくおねがいいたします。